扇子や、ちょっと良いお線香の匂いってイイですよね。
心の平静を保つような深い落ち着きをもたらしてくれます。


(香木)白檀=サンダルウッド
アロマはとっても高級で貴重品になりました。
お線香や数珠、扇子、匂い袋など、和の香りでもあります。

サンダルウッドは、緊張を鎮めたいときに最も役立つエッセンシャルオイル精油)。
インド寺院で瞑想の際の薫香として使われていることからもわかるように、
サンダルウッドは、深く心を鎮めてくれる素晴らしいエッセンシャルオイル精油)です。
人前でのスピーチやプレゼンテーションなど、緊張しがちなシチュエーションで、
ティッシュやハンカチを使って芳香浴するのもお勧めの使用法です。
また、寝室の香りとして使えば、深く眠るのを助けてくれます。
その場合、ラベンダーとブレンドすると更に良い効果が得られます。
また、男性の汗に含まれる成分と似た物質が含まれており、
催淫特性もあるといわれます。

年月とともに質と香りが向上する数少ない精油の一つです。香り立ちが弱いため、
たくさん使ってしまいがちですが、非常に高い定着性があるため、
あまりたくさんの量を一度に使わないように木をつけます。
サンダルウッドの香りの定着性はびっくりするぐらい高く、
アロマバスに使った翌朝でもまだ身体に香りが残っていたりします。


(香木)白檀(びゃくだん)(sandalwood)ビャクダン科の半寄生常緑高木、インドネシア原産でインド・マレーシヤで栽培されている。香木の木は、木肌の色(壇色)によって識別された赤色は赤栴檀、黒色は紫丹、白色は白檀と呼ばれ心材は黄白色で芳香が強く、黄壇と呼んで尊ばれ、常夏の国インドでは多種多様の芳香植物が豊富に育成、古来から裕福な階層の家庭では、リフレッシュ感と清潔感を入浴、マッサージなどで身辺に大切に香りが取り入られていた。インドでは昔から、暑さで遺体が傷みやすいため火葬の習慣があり、沈香・白檀などの香料を燃やし、もうもうとした香煙の中で晴れ晴れと死者が天に昇れるように祈りました。このような習慣がインドに誕生した仏教に影響を与え、仏像や先祖の霊の前で香を炊くようになったといわれている。



昔の人は、必然的に・・・
身近なものから適切な使い方をあみだしてうまく使いこなすことができたのですね。
たくさんの研究があったのだと思いますが、歴史は古く、
本能で選び取っていたのでしょうか??


本物の香りに触れてみると、
きっと本能で理解できるのかもしれません。
ナチュラルさ、しつこくなくて不快感なく身に付けられる心地よさ。
良い気分転換になりますし、気持ちが晴れやかになったり、スッキリしたり、
眠くなったり、記憶力がアップしたり・・・
呼吸が楽になったり、代謝があがったり、むくみがとれたり・・・
本物の香りは人の心身を少しずつ変化させてくれます。



アロマボディートリートメント

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オシャレな日本文化が広まっています。


におい袋でリラックス、中高年男性も愛用中


様々な香りのにおい袋が並ぶ店内。中高年男性の愛用者も増えているという(東京・神楽坂の「椿屋」で) 平安時代から身だしなみのために愛用されてきた「におい袋」。最近、おしゃれで携帯しやすい商品や、自分で香料を調合できる商品が登場している。好みの香りでリラックスでき、若い女性や中高年男性からの人気も高い。

 におい袋とは、天然や合成香料を中に入れて香りを手軽に楽しむもの。東京・神楽坂のお香販売店「椿屋」では、こうしたにおい袋を30種類以上売っている。手のひらサイズのきんちゃく型の袋が一般的だが、同店の竹島美知子さんは「最近はおしゃれなデザインの商品が人気です。贈答用に購入する人も多い」と話す。

 椿屋で扱う商品の中には、京都市のお香販売店「山田松香木店」が2006年に売り出したティッシュケースのようなにおい袋「懐中香」(630円)がある。春らしいピンクの花柄や、黒や紺といった落ち着いた色柄など20種類以上ある。名刺サイズの絹の生地の中に、刻んだビャクダンなどの香料を入れてある。薄いため、背広の内ポケットにも入れやすく、中高年の男性が多く購入しているという。

 また、うさぎの形をしたにおい袋「香りうさぎ」(1260円)はバニラの香りに似た香料もブレンド。デザインがかわいらしいこともあり、特に若い女性に人気だという。

 全国畳産業振興会(京都市)は昨年1月から、畳表風のきんちゃく袋に天然イ草約1・5グラムを詰めた「合格の畳におい袋」(1350円)を販売。同会によると、イ草の香りには心身をリラックスさせ集中力を高める作用があり、受験生用に売り出した。「受験生の親が購入して子どもに贈るケースが目立つ。もちろん、受験生以外に使ってもらってもいい」と、同会の担当者。

 自分だけのにおい袋を作れる教室も盛況だ。東京・台東区のお香販売店「薫物(たきもの)屋香楽」は不定期で、手作りのお香教室を開催。香料の専門知識を持つ香司(こうし)が香料の調合の仕方やにおい袋の作り方などを教えている。「忙しい生活の中で安らぎを求めてか、ここ数年、30代女性や、40〜50代男性の参加者が増えています。既存の香りに飽き足らない人を中心に好評です」と、同店の寺田志穂さんは話す。

 そうした人向けに、同店では「手づくり匂(にお)い袋キット」を発売している。12種類の香料と、調合のための手順書、香料を振ってまぜるシェーカー、ちりめん、和紙袋などがセットで、1万2600円。また、山田松香木店でも「香り遊び 手作り匂ひ袋」を売っている。ビャクダンやチョウジなど9種類の天然香料とプラスチック製のおわん、ちりめん袋などがセットで2100円。

 カルチャー教室などで和の香り作りを教えている、香司の今井麻美子さんは「におい袋の香りは、優しく穏やかなのが特色。半年から1年近く楽しめます」と話す。におい袋をバッグや名刺入れに入れておくと、書類や名刺に香りがうつって、仕事先などで会話が弾むことも。「におい袋を使うことで和の香りを身近に感じ、生活の中で楽しむきっかけにしてほしい」と今井さんは話している。

(2010年2月1日 読売新聞)