アンナ・カレー二ナ

アンナ・カレーニナ [DVD]

アンナ・カレーニナ [DVD]

トルストイの小説
アンナ・カレー二ナの冒頭に書かれている言葉・・・


『幸福な家庭は皆同じように似ているが、
不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ。』




この小説はあまりにも読み応えがありそうなので、
気になってはいたのですが、読んでいませんでした。



久しぶりのTSUTAYAレンタル。



映画で観てしまいました。





女というもの。



深い。



・・・



なんて幸せなのかしら。


とか、


あまりにも不幸で・・・


そういうのって本人にしかわからないし、
本人の受け取り方次第なんですが、あまりにも・・・ってねぇ。

裕福で豪華な御邸
愛する息子もいますし、
美しい装飾品やドレス、華やかな暮らしをさせてもらっている
ご主人に対して、あまりにも不幸で・・・と
アンナが言ったのが印象に残っています。


不幸のカタチは千差万別です。
何をもって不幸だと感じるのかは本人次第なのです。




利己的な人は破滅する・・・




それにしても、
女っていう生き物はなんて情熱的なんでしょう。



アンナのような女心って男性には理解するのは難しいのでしょうね。


でも男性なら、一度はアンナのような魅力的な女に出逢い
激しい恋に落ちたいとか思うのかもしれませんね?!



それぞれの登場人物、
すべての世の中の人間にあてはめても
ひと癖あるのかもしれません。
癖というか、ただの違いがあるというか、それだけです。

そういう性格に生まれてきたのだから、
こういう風に育ってきたので、
なので、それを通したまで・・・



ありのままの自分を貫き生き抜いたまでです。



熱い部分と冷めた部分



時代は違いますけど、



人間というものを観た・・・




シビアな学び・教訓がいっぱい


登場する人たちはそれぞれの経験によって
それぞれに成長していくのです。
それなのに何故か、
アンナだけが、どうしても成長できないお話なのです。


アンナはすべての社会と人間関係に嫌気を感じて、死にました。
爆走する列車にみずからの身を投じて・・・



幸せを求めてつっぱしったら、
今すぐに幸せになれるかというと、そうでもなくて、
深い哀しみや苦脳することがあって、理解することのできる幸せ。


自分さえよければイイなんて、
勝手な考え方です。
それでは周りに人がいなくなりますね・・・



愛が憎しみに変わったりしてしまえば、
後は殺されるか、自殺するしかないとか・・・恐ろしすぎます。
激しすぎる恋愛に溺れてしまうことは
お互いにどんどんしんどくなっていってしまうのですね。


わがままで、人の意見をきかずに、
疑ってしまう
奪う・・・





欲しければ与えればいいのに。




なんでも簡単に手に入れてきた人間はちょっとのことに我慢ができません。




善に働けばとっても良いことです。
誰かの上に立つとか、誰かの手下になるとかも思わない、
お金儲けをしようとか一攫千金なんて夢も持たないでしょう。
多く欲しがらないし、
壊れるまで大切に扱うことができるでしょう。


ただ自分は不幸だ、そう思ってしまったら、
その人生はあまりにももったいない暗い結末にまっしぐら・・・

なんだなぁと思いました。



些細なことを引きずっていたら、
人生を台無しにしてしまうのですね。



尊敬しているある人のお言葉。

『自分の周りの人が幸せになるといいなって思った時から、
周りに人が集まってくるようになった。』



人生が変わった瞬間の話です!





自分主体ですが、他人の幸せを思っての思考・行動へ。





自ら動こうとすれば必ず

素晴らしい結果を引き寄せることができるはずです。


きっと後悔もないはずです。



きっと!



やる気と勇気にあふれて、

主観的に動いてみます。



「状況が変わらなくて不満だ」

「何かしなきゃいけないと思うけどできない」

「大変なことを始めちゃったなあ、どうしよう」

「勉強しなきゃいけないことが山積みでおっくうだ」

「人に期待されるのって辛い」

「この企画をぶち上げて見たいけど勇気が出ない」

「上司とおもいきりケンカして気が重い」

「人から力を借りていて、それが重荷だ」

「遠くに行かなきゃ行けないのが辛い」

「自分から言い出すのは怖いからやめておこう」


愚痴や、こんな気分・・・
全く口にはださない人でも、
ジョー談まじりに軽く言ってみたりする人も、
誰にでも、あると思います。



でもこれらはすべて本人がチャレンジしているか、
あるいはチャレンジしようとしているからこそ、
心に湧いてくる気持ちなのです。

何か遠くに光が見えて、それに自分から手を伸ばそうとしたとき
そう簡単に手にすることができないものです。
思い通りにはなかなかいかない・・・

頭でっかちの人々の批判、世間体、
自分に足りないものがあったり、情報を集めたり、
人脈、期待、自分のなかの臆病さ、怠惰、資金など。



「先に行きたい」


そう誰もが思って生きているのが自然で、
そういう本能を持っているように思います。


だからこそ、先に行くことを阻む障害物が気になるわけです。
ですが結局、気の重さとは裏腹に
あるときいきなり、思わず行動に出したりすることもあるのかも。



ちょっと上を見上げれば
追いかける価値のある大きな星が輝いています。
それを求めて一歩踏み出したとき、
世界が変わり始める・・・




私たちには明るい未来が待っています☆(アファメーション)











人は産まれてきてから
母の乳と一緒に、魂の真実を与えられたのです
人は自然に善悪を区別しています
何も発見したわけではなく、目を開いただけ。


人生は疑いなく善でつかさどるのが人間というものなのかもしれない。

これはまた、辛い経験や苦脳の末、
ようやく理解することのできるものなのかもしれない。




神さまや幽霊など全く信じなかった人も、
人の死や、妻の出産などに立ち会ったら、
神さまにお祈りをはじめていたりするものです☆



そんなシーンがトルストイ側のストーリーにありましたが、
ここも印象的で、おもしろかったです。




まさに祈るしかできない場面(汗)








たまにはのんびりDVD観賞なんていかがでしょうか??






今日も一日ありがとうございました。





本も機会があればいつか挑戦したい気もします・・・





速読でもできたらいいのに。